3.「介護サービス評価プログラム」の概要

(1)特色

  1. 自己評価のツール
    「介護サービス評価プログラム」は、いわゆる第三者評価ではなく、各事業者が自己評価を行うための手段(ツール)を提供するものです。
  2. 指定事業所に対する行政の指導内容と連携(神奈川県の場合)
    自己評価のチェック項目は、指定事業所に対する神奈川県の指導と連携した内容になっています。県の指導内容は、厚生労働省が定める運営基準省令に沿っていますので、他の都道府県でも同様の内容がチェックされるものと推察されます。
  3. 結果公表のための仕組み(神奈川県の場合)
    評価結果を、「評価実施事業所データブック」、および「かながわ情報コミュニティ」にて公表しています(公表に同意した事業所)。
    「介護サービス評価プログラム」を実施し、評価結果の公表を希望される場合、ご要望に応じて結果公表への取り組みをご支援いたします。

(2)対象となるサービス種類

  1. 居宅介護支援サービス
  2. 訪問介護サービス
  3. 訪問看護サービス
  4. 通所介護
  5. 訪問入浴
  6. 福祉用具貸与
  7. 特定施設

(3)評価の実施方法
評価の方法は、事業者調査(事業者が運営状況を自らチェックする調査)と利用者調査(利用者のサービスに対する満足度を聞く調査)の2本立てになっています。調査票の具体的なチェック項目(訪問介護の例)は、次のとおりです。

−事業所調査の評価項目(75項目)と評価方法−
【評価項目のカテゴリー】
質問分野
項目数
1.組織体制(安定的・計画的に事業を実施する基盤があるか)
10項目
2.人材育成・就業環境整備(良質な人材の確保に取り組み、就業環境を整備しているか)
10項目
3.サービス技術(定められた方法・手順で的確にサービスが提供されているか)
15項目
4.利用者本位(インフォームドコンセントや情報開示などに取り組み、利用者本位の考え方をもっているか)
15項目
5.リスクマネジメント(常に安全の確保を考え、実行しているか)
15項目
6.地域連携(地域内での情報提供や関係機関との連携が図られているか)
10項目
【評価方法】
事業所調査の評価方法は、質問項目ごとの回答に次の実施割合を当てはめ、カテゴリーごとに集計して実施率を算出します。

1.実施できている
100%
2.ある程度実施できている
50%
3.実施できていない
0%
4.無回答
0%
5.「該当しない」は集計外
 

−利用者調査票の評価項目(20項目)と評価方法−
【評価項目のカテゴリー】
質問分野
項目数
1.利用手続きに関すること
4項目
2.サービスの内容
4項目
3.サービス提供職員の対応
4項目
4.安心できるサービス体制
4項目
5.サービスの効果
4項目
【評価方法】
利用者調査は、質問項目ごとの回答に次の点数を割り振り、カテゴリーごとに集計して平均値を算出します。

1.とても満足
3点
2.ある程度満足
2点
3.あまり満足していない
1点
4.まったく満足していない
0点
5.「わからない」、「無回答」は集計対象外
 

(4)評価結果の活用方法
評価を実施した事業所には、「結果報告書」が結果として届きます。「結果報告書」を活用して、業務の改善に役立てていただくことができます。

(5)評価プログラムのコスト
評価プログラムを実施するコストは、1事業所1サービスあたり60,000円(消費税別)です。ただし、団体や複数のお申し込みの場合は優待価格がございます。


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